「あなたも必ず見たことがある、あの可哀想な人」というキャッチに惹かれ、思わず
購入してしまった一冊。 緑色の非常口に向かって走ってるあの人、と言えばおわかりだろうか。 「危険!注意」と書かれた標識などですべったり頭を打ったり、とにかく常に 危険な目に遭っているあの人が「ピクトさん」だとは。そしてそれを研究している 「日本ピクトさん学会」なんてのがあろうとは。さらにピクトさんをリスペクトし、 研究している人を「ピクティスト」と呼ぶとは。人生知らない事だらけだ。 ピクトさんにも種類があって、転倒系、頭打ち系(エスカレーターとかでよく見る) 落下系、かけこみ系(非常口などがそれ)などたくさんあって、落下系が最も危険を伴う という意味で「ピクトさんの中でもエリート」らしい。(逆につまづき系は危険度が低いので身分が低いらしい)日頃注意を払って観察していないので気付かなかった。世の中には 実にたくさんのピクトさんがいらっしゃるのね。その活躍は世界に及び、時にフィンランドで転倒、時にスペインで電車とホームの間に挟まれ、時にノルウェーで重機に挟まれていた。身を持って私達に危険を知らせる。それは立派な「職業」として、スタントマン ばりに体を張り、そのキレはどんなリアクション芸人も寄せ付けない。実に感動した。 そんな世界各国のピクトさんビジュアルをより一層際立たせているのが、作者(会長)の コメントなりミニコラム。これがかなり面白く、豊富な語彙と半端なくセンスいい 文章表現、でも作者紹介は「日本ピクトさん学会会長」とだけ(笑)一体何者なんだろうと調べたらコピーライターの方だそうで。 これを見れば無機質かのように見えたあの人影も、哀愁漂う、人格を持った愛おしい存在 として、街に点在する彼らを意識して探してみようという気になる。何人のピクトさんにこれから出会えるのか実に楽しみだ。 ピクトさんの本 内海 慶一 / / ビー・エヌ・エヌ新社 ISBN : 4861005043 スコア選択: ※※※※※ HPが本になったものらしいのですが、元ネタのHPも面白いです 日本ピクトさん学会 #
by ryokoubato
| 2007-05-11 14:53
| ライフログ
人を楽しませる技術を最も発揮出来る職業の一つ、それが料理人。
東京は水天宮にあるホテル、ロイヤルパークホテル内にある日本料理 源氏香 でそれを改めて思う。 だってまず入り口こんなだし↓カブトエビ料理長です。 個室プランなので窓から日本庭園が眺められる和室。いきなり池が(そして鯉が) ゆったりと時が流れていく様で、東京のホテルの5階とは思えない趣。 ちょっと遠くまで旅してきた気分で、癒される。カコーンという竹のアレ(実際はありません)が鳴り、私のお見合いが始まった(ってオイ) 氷がひいてある上に並べられた刺身の数々。見た瞬間綺麗で目を奪われる。ああ、 こんな魅せ方もあるのね。和風カナッペ的なお洒落さ。 芽キャベツの上を卵で作った蝶が飛んでいる…。芸が細かい。春ならではの彩りと 粋な遊び心。芸術です。 煮物もいちいち綺麗。煮物といえば「なんか茶色い」というイメージしか持ってなかった …のは貧乏人だからか、そうか。 このほかに前菜、汁物、メインの天婦羅、茶そばorご飯など。 見た目の綺麗さ・工夫もさることながら味ももちろん美味、薄味なのでもたれず、 気がつけばお腹いっぱいになっていてコースを終了した頃、あれ、結構量食べてたんだという感じ。もうお見合いなんてほっぽり投げて(カブトエビ)料理長と結婚したい。と心の中で思いつつのの字を描いている内に夜は更けていった。 大事なお客様をおもてなしする際、ちょっと特別な日に使ってみてはいかがでしょう。 もちろんお見合いにも。広々とした個室でゆったりとした時間を過ごせます。 水天宮ロイヤルパークホテル 源氏香 #
by ryokoubato
| 2007-04-24 09:58
とある昼下がり、まだ高校生だった私にたまたまその日家にいた父が新聞のTV欄を
手に私に言った。「ゆっき~、この番組面白そうじゃないか」それは15時くらいから 2時間ドラマを再放送しているもので当時は今よりTV界の規制も緩かったのか、 わりとセクシーシーンのあるものも放送していた(昼間なのに)そのドラマのサブタイトルは「昼下がりの団地妻レイ○」とかいうもので、私は「本当だ!見なきゃ」といい、 2人は正座して観た(姉もいた気がした。そして呆れていた)観終わって一言、「思ったほどやらしくなかった」という感想まで一致していた。そりゃそうだ普通のドラマだもの。 タイトルがすごすぎただけである。しかし、その時「DNA」同士がぱちーんとハイタッチしているような気が、した。普段そういう話をオープンにする家でもなかった。話す事といえばごくごく普通の話題。でも、その瞬間だけはなぜか、通じ合った。それ以来、そういう事はなかったと思う。 先日、そんな父が他界した。 嫌だと思う事は多々あったけど、もう楽しかった思い出しか浮かばない。 (それが↑ってどうなのか) 子供がいるって何か意味があるのだろうか。子孫を残す事だとはわかっているけど、 そんなスケールのでかい事はぼんやりとしか想像出来ず、最近になってああ、そういう事なんだと気付く。私の 考えてみればすごい事かもしれない。今の私には残せるものってないなあ。そう思うと 父が羨ましくもある。もう一つ、入院中から、他界してからも、家族や友人、周りの人の温かさや助けに触れる機会が多くあった。それは彼の最後のプレゼントなのかもしれない。 最期を診てくれた女医さん(ご臨終ですとか言ってくれる人ね)の目に涙が浮かんでいた。 しかも若くて美人。最期までラッキーなんてそんなところも羨ましい。 父よ。 父よ、私はここにいる。(そしてきっと変なトラバも張られている。前半の文章のせいで) nanaさんが気持ちとリンクするような素敵な写真を撮っていたので↓ぜひ♪ 写っているのはゆっき~親子じゃないので念のため。 ずっと一緒にいよう #
by ryokoubato
| 2007-03-23 23:29
| ドキュメンタリー
はいっ。↑正解はち……いや、そんな事言ってる場合じゃない。鑑定士なのに
レビュー書いたの去年の9月以来。(しかも今見返してて気付いた) 全然鑑定してねーじゃねーか。というのはぬるくなってきた暖冬の風に流して… さて、久々の今回は色モノを2つ。 1.美肌一族/ラブラボ どことなくお蝶夫人なイラストと「そんなお肌で私に勝てるとでもお思い?」 や「御存じ?女の幸せはお肌に表れますのよ?」など挑発的なセリフの数々 (商品によって違う)がインパクト大なスキンケアシリーズ、「美肌一族」の入浴剤。 しかも沙羅様御愛用だし。そういう事らしいし。しかもフェロモン香料配合らしく 「大事な日の前に使え」との注意書きが。大事な日か…………………えーーーと…… ……猫の………(無理に考え過ぎてフリーズしたので先へ↓) で、肝心の使いごこちはヒアルロン酸配合らしく、浮いて来るつぶつぶを手でつぶして 溶かすとぬるっとしている。なる程「大事な日」への期待感がこのぬるぬるで高まる わけか。ていうのは違うらしく、乳白色のお湯、薔薇の香り、美肌になれそうな感じはする。肌がコーティングされて暖まった感じもする。ただのパケだけかと思いきやなかなか中身も好感触であった。皆さんも大事な日の前日にどうぞ。 2.バブ「メロンの香り」/花王 御存じ花王のバ・ブ♪である。メロンて。と思い思わず購入。アソートパックで 出ていた限定の香りがたまにバラ売りコーナーに陳列されているので要チェックだ。 (他にホイップミルクとかうまそうなのもあった)色は綺麗なグリーンで、青々なメロンというよりはメロンジュースのよな香り。美味しそうだ(飲まないけど) 夏向けの商品だったんだろなと思いつつ、湯上がりがホカホカしているのはそこは バブ。炭酸効果も優れ今の寒い時期にもぴったりでした。皆さんもまだ寒い時期、変な 入浴剤で楽しんでみて下さい。 #
by ryokoubato
| 2007-02-09 01:17
| 入浴剤
(自分の中で)シリーズ化しようと思っていたが、「コラムる」がこんなに
変態趣向に傾く前(どこで間違ったんだろう)、大昔にやったきり風化していた 「国内でも海外気分になれる店」 行く暇と金の関係でネタがなかったのだが、以前より行ってみたかった タラソテラピーを体験する機会があったので再開してみた。 「テルムマランヨコハマベイ」 海水を使ったアクアトニックと呼ばれるプールを中心とした、 体の内側から活性させようとするフランス発祥のタラソテラピー(海洋療法)。 国内にも施設はあったのだが伊勢志摩も勝浦も愛知も遠いし、と思っていた 所横浜にも新しく出来たという事で、うきうき気分で予約した。 まず受付で体調などを用紙に記入して、説明を受けた後ロッカーキーを頂く。 ロッカーを開けるとバスローブが入っているので持参した水着の上からそれを 羽織り、ビーチサンダル(これも持参)をはいて館内を移動する。 プールに入ると、駿河湾の海水を運んできて入れたという(目の前海 なのにそれ使えばいいのではないのかとちょっと思った)不感温度という ずっと入っていたくなるような温度の水が体を包んでくる。おお、確かに 普通の水より抵抗が少なく、水中歩行もふわふわと軽く前に進めるような感じ。 で、やはり舐めるとしょっぱい。当たり前だがとりあえずな。 マッサージ機能のついたジェット水圧は肩から足首まで何種類もあり、存分に揉みほぐせる。ウォーキングレーンと呼ばれる水中歩行専用ゾーンをぐるぐるするだけでもいい運動だ。 後は普通に泳げるゾーンと、そうそう、これがやってみたかった、水中にデッキチェアが沈んでいて足にジャグジーを受けながら座れる、デッキチェアージェット。腰掛けてぼうっとすると目の前に横浜の街並が広がっている(夜は夜景)気持ち良さの中で、 普段書いてる変態ネタも忘れ、「セレブるメーカー」と改名しようかしら。などと思う。 水や海藻パックなどを使用したプログラムと呼ばれるエステ(?)は考えて いなく海水プールだけでいいやと思ったが、プール使用のみは5000円くらいするけど プログラムにはプール使用料も含まれているのよね…ならばと、一番手が届きそうな アクアアフュージョンというものを受ける事にした(これも予約制) やはり体調などのチェックやマッサージの好みの強さをカウンセリングした後 個室へ移動。真ん中にデーンと置いてある台に寝そべり、温水のシャワーを受けながら しばしリラックス。マグロって洗われている間はこんな感じか。と妄想しながら待つ。 やがてセラピストさんがアロマオイルを使い手足、肩、背中等のマッサージを施してくれる。(その間ずっとシャワーを浴びている)水とマッサージの両方を利用した癒しのプログラムだそうな。30分14000円くらいするのでちょっとお高いような気もしたのですがほぼ30分丹念なマッサージが施され、終わった後は代謝が良くなりかなりポカポカになり満足。 終了後はカフェに行きお茶を頼めます。終了後は再びプールに入るも良し、 ミストサウナなどを利用するも良し、リラクゼーションルームでぼうっと休憩するも良し、もちろん帰っても良し、終了時間までゆっくりと好きに出来る。(平日21:30、日祝20:30まで) 昼の明るいプールも良いが夜になるとまた雰囲気が違って良い。 ここはちゃんと運動&リラクゼーションという機能性も兼ね備えている、 「大人な優雅」を味わう場所でした。ブルターニュな一日をアナタもどうぞ。 テルムマランヨコハマベイ 横浜駅東口より横浜そごう2階経由で徒歩7分 きた東口より徒歩4分 予約受付045-450-7161 (11:00-20:00) テルムマラン ヨコハマベイ #
by ryokoubato
| 2007-01-23 01:31
| 国内でも海外気分
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