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クローバー

中学時代、校庭の隅に咲いていたクローバー達。何気に四葉を探していた私は一緒に探していた友人に「あ!」と、四葉を見つけた場所を指差した。その次の瞬間にはその友人に引っこ抜かれ、その子のものにされてしまった。そんなわけでレ○プにも近い形で奪われてしまった私のクローバー・バージン。そんな過去を埋めるかのように、最近クローバーの鉢植えを買った。

小さな鉢植えの中の小さなクローバー畑。ほとんどが三葉であるが結構中には四葉が
混じっている。ように作られているのだろう。あえて原っぱなど探しに行かなくても、
気軽に何枚も幸運のシンボル、四葉のクローバーが手に入る、夢のような商品だ。

それでも、やっぱり無数に広がるクローバー畑の中から必死に探す、あの一枚の方が
ちょっとだけご利益がありそうな気がしてしまう。
そうはわかっていても。

いい大人が地面に這いつくばるのは人目が気になるし、手も服も汚れてしまう。何より
探すのが大変だ。面倒だ。そうして目の前に用意された、スマートに、手軽に手に入る幸せについ手を伸ばしてしまう。必死な思いで摘む、その一枚を諦められない心とのギャップを何とか、今日も騙し騙し埋めながら。

みっともない程に、追い求められたなら。
無限に広がるクローバー畑をフェンスごしに横目で見つつ、やっぱり今日も何も出来ずにそのまま通り過ぎていく。


今日も、TSU○AYA店員の目が気になり、無限に広がる桃色パッケージ陳列棚を横目に、普通の映画とかを借りてしまう。

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by ryokoubato | 2007-05-29 23:42

ピクトさんの本

「あなたも必ず見たことがある、あの可哀想な人」というキャッチに惹かれ、思わず
購入してしまった一冊。
緑色の非常口に向かって走ってるあの人、と言えばおわかりだろうか。
「危険!注意」と書かれた標識などですべったり頭を打ったり、とにかく常に
危険な目に遭っているあの人が「ピクトさん」だとは。そしてそれを研究している
「日本ピクトさん学会」なんてのがあろうとは。さらにピクトさんをリスペクトし、
研究している人を「ピクティスト」と呼ぶとは。人生知らない事だらけだ。

ピクトさんにも種類があって、転倒系、頭打ち系(エスカレーターとかでよく見る)
落下系、かけこみ系(非常口などがそれ)などたくさんあって、落下系が最も危険を伴う
という意味で「ピクトさんの中でもエリート」らしい。(逆につまづき系は危険度が低いので身分が低いらしい)日頃注意を払って観察していないので気付かなかった。世の中には
実にたくさんのピクトさんがいらっしゃるのね。その活躍は世界に及び、時にフィンランドで転倒、時にスペインで電車とホームの間に挟まれ、時にノルウェーで重機に挟まれていた。身を持って私達に危険を知らせる。それは立派な「職業」として、スタントマン
ばりに体を張り、そのキレはどんなリアクション芸人も寄せ付けない。実に感動した。

そんな世界各国のピクトさんビジュアルをより一層際立たせているのが、作者(会長)の
コメントなりミニコラム。これがかなり面白く、豊富な語彙と半端なくセンスいい
文章表現、でも作者紹介は「日本ピクトさん学会会長」とだけ(笑)一体何者なんだろうと調べたらコピーライターの方だそうで。

これを見れば無機質かのように見えたあの人影も、哀愁漂う、人格を持った愛おしい存在
として、街に点在する彼らを意識して探してみようという気になる。何人のピクトさんにこれから出会えるのか実に楽しみだ。

ピクトさんの本
内海 慶一 / / ビー・エヌ・エヌ新社
ISBN : 4861005043
スコア選択: ※※※※※

HPが本になったものらしいのですが、元ネタのHPも面白いです

日本ピクトさん学会
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by ryokoubato | 2007-05-11 14:53 | ライフログ