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出世猫

9月を勝手に我が家の飼い猫「ぶり」の誕生月に設定している。元ノラなので誕生日も
正確な年齢もわからないのだ。7年前の9月25日、家の近くで拾った。
薄汚れて痩せた、ぼろ雑巾のようにぐったりとしていた猫を獣医に連れて行くと、
頭に怪我をし、首の神経も切れていた。交通事故にでもあったのだろうか・・・。
足腰が立たなかった。「この子は人間で言うと一生車椅子かもしれません」と言われ、
とりあえず連れて帰り、ダンボールに入れた猫を見て「どうしてこんな目にあっちゃったんだろうね」と、はらはらと泣いた。

が、奇跡は起きた。まめに通院して注射を打つ内に、ある日突然「ハイジ」のクララの
ごとくすっくと立ち、歩いたのだ。その内ズダダダと走り回るようにまでなった。
いやはや、動物の生命力ってすごい、と驚いた。
さて、健康体になったし、もらい手を探そうという段階になった時にはすっかり手放せない我が家の一員になっていた。名前どうしよう・・・。これというものがない中、
当時放映されていた「料理の鉄人」のぶり対決で「ぶりは出世魚ですからねえ」という
言葉を聞き、そうか、この猫も捨て猫から出世したから出世猫だねという事になり、
冗談半分で「ぶり」と呼んで撫でると、もう「ぶり以外の何でもない」かのようにしっくりと来た。

月日は流れ、結構な年月同居してるわけだが、冗談でよく「恩返ししろ」と毒づく。
でも、時には家族のように、時には親友のように、時には枕のようにそばにいてくれる、それだけで恩返しだよという事は相手が猫であっても照れるから内緒だ。

新宿の路上で売られていたミニウサギ(手のひらサイズ)にちょっとムラムラしちゃった事も併せて内緒だ。

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by ryokoubato | 2005-09-28 02:23

今日の猫村さんレビュー

第一の衝撃はジムのプールにいた時だった。
その日、何気なく休憩所に積まれていた雑誌を一冊手に取り、めくるとある漫画の広告が載っていた。「今日の猫村さん」…なんじゃそら。一度見たら忘れられない味のある絵、そして、主人公は猫なのに家政婦であるという、その見た事もない設定…私はその後プールでクロールをしている間もさっき見た猫の家政婦の事で頭が一杯になり、もはや泳ぐどころではなくなっていた。早々に切り上げ、本屋へと急ぐ。3軒目にしてようやく手に入れたその本は、宝物のように輝いて見えた。

そしてめくると第2の衝撃が。全編えんぴつ書き…これは漫画を描く過程で言うと「ネーム」という段階なのではなかろうか。ラフ描きとか。セリフも手書きのままだし。日頃ペン入れやスクリーントーンの切り貼りに精を出してる方達に合掌である。昔、ノートに鉛筆手書きで漫画を描いて友達と見せ合っていた子供の頃を思い出した。これはそう、プロの漫画作品というよりは、同級生が授業中、先生の目を盗んでノートとかに描いてたのがすっごい面白いものを作ってしまったという感覚である。だからといって万人が出そうと思ってもなかなか出せない味。簡単に真似出来そうで出来ない、これがプロの証である。もう、何なのだ。一言では語れないこの魅力。体中の関節が抜けそうなユル具合、シュールさ、かといって「ほのぼの」という言葉ではとうてい収まりきれない、そんな危険な匂い(ある意味)も放ちつつ、主人公猫村さん(職業・家政婦)は鼻歌を歌いつつ着々と家事をこなしていく。

魅力的な不完全さは、どんな完全にも優ってしまうのかもしれない。そう、人間でも完璧な人よりもどこか欠けたものを持った人の方により惹かれてしまうように。
その証拠に、この脱力系の最終兵器「猫村さん」は今日もどこかで誰かのハートを撃ち抜いているようだ。
きょうの猫村さん
ほし よりこ / マガジンハウス
スコア選択: ★★★★★
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by ryokoubato | 2005-09-18 01:58

秋のよそほひ

今期もイマージュ(洋服中心の通販雑誌)秋冬版が届く。ほとんど部屋着か雑貨くらいしか購入してないのだが、モデルさんも皆可愛いし(以前は山田優も出ていた)写真のセンスも良いので眺めているだけでなんだか幸せ。徳澤直子と蛯原友里、2人から同時に告白されたらどっちと付き合おうかと男子学生のような妄想で悶々しながらページを操るのもまた一興。

しかしover30な去年あたりから併せて送られてくる「ブランカフェ」という30代以降向けがターゲットと見られるシニア版(言い過ぎた)お姉さん版イマージュ。
良く言えば年相応のシンプル&シック、悪く言えばちょっと地味なラインナップ。
「フフ、もうあなたはこっちですよ」という通販会社の囁きが聞こえてきそうだ。
うーむ、どうしたものか。でもやっぱり女の子はいくつになっても可愛い服が好き。
(例・宮川花子)。同い年の友人も「イマージュ」で下着購入したし。まあ今年まで
ならセーフだろう、と言い訳しつつ今期もイマージュに手を伸ばす。人間って、そう簡単に切り替え、出来ないよね…(遠い目)

ジルスチュアートのコスメライン発売、ということでチークの値段だけでネイル2&グロス&ポーチがおまけで付いて来る発売記念キット購入。ジャケ買いというものを初めてしてしまいました…↓
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by ryokoubato | 2005-09-09 00:36

父生還

父が結構大掛かりな手術をした。何とか無事終了したのだがどう声を
かけて良いものか悩む。手術経験の有る姑に「病人に頑張れ、というのは
結構本人にとってプレッシャーだから何も言わずその人のためになる事を
してあげるのが一番」というアドバイスをもらった。確かに自分がその立場
ならと想像してみると「頑張れ」って、言われなくてもわかってるわい、と
思うかも。姉と2人、オロナミンCのCMのように応援部結成しようと思ったのに。

妊婦さんにならOKだろうか。これから義理の姉が出産を控えてるのだがやはり
何と言えば良いのかわからない。「頑張れ」って変?出産の場合適当かな。言葉って
難しい。気持ちはたくさんあっても「丈夫な赤子を産んでね」ありきたりな言葉しか
見つからない。もっと素敵なマイオリジナルメッセージを送りたいのに。

さて術後の父に何と言って声をかけて帰ろう。「よ、元気?」元気なわけはない。
「大丈夫?」ようやく意識戻ったばかりなのにそんなわけもない。あまり大丈夫そうでないし。まあ気持ちがこもっていれば頑張れ、それもOKかも。そんな事も思いつつもようやく出た言葉が「…今日はもう、帰るね」だった。
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by ryokoubato | 2005-09-02 02:37